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司法書士法人 峯村共同事務所

〒381-0038 長野県長野市大字東和田784番地1 司ビル2階(長野東郵便局様西向かい)

主な業務内容:相続、遺言・遺言書作成、成年後見、不動産登記、会社・法人登記

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2020年6月26日 峯村司法書士 雑感    ターニングポイント


 

あなたの
ターニングポイントは?

はじめまして。事務局山田です。
梅雨らしく、雨の日が増えてきましたね。
当事務所のある長野市も、いよいよ梅雨入りをしたようです。
むしむしするのは毎年のことですが、今年はこの気候の中マスクをつけ続けている
のが、いつもと違う夏の始まりでどことなくソワソワしています。
さて、そんな様々な方面に新型コロナウイルス感染症の影響が続く中、「オンライ
ン〇〇」という単語
感染
拡大
耳にする
機会
ように
オンライン授業、オンライン会議などはもちろん、
オンライン
飲み会、オンライン診療、オンラインフィットネス・・・
いざ体験してみると、どれも意外と良いと聞きます。
皆様はもう体験しましたか?
私はというと、仕事以外の部分ではまだなかなか体験できていません。
しかし、今まで、対面で行うことが当たり前だと思っていたことが、オンラインで
ここまでできるのか!と、感心しきりでいます。
これからは、こういった「オンライン〇〇」というものが、どんどん増えて定着し
ていくのでしょうね。
まだまだ自分の中では、「新しく出てきたもの」という認識が拭えません。
正直、今までの常識が変わ
ってしまうことに、若干の不安もあります。
しかし今思うと、二つ折りの携帯よりいつの間にかスマホが主流になったように、
二層式洗濯機からいつの間にか全自動洗濯機に変わったように、気が付いたらいつ
のまにか「オンライン〇〇」が自分の中でも当たり前になっているのかもしれませ
ん。
はじまりはネガティブなものだったかもしれませんが、オンラインでできることが
増え、今までできなかったことにも手を出すチャンス!とポジティブにとらえ、変
に構えず、素直に受け入れていこうと思います。
ということで、まずは、「オンラインフィットネス」でもはじめて、なまった体を
動かすことからはじめようかしら?

こんにちは、久々の司法書士峯村です。

コロナウイルスで大変な思いをしていらっしゃる方が多い中、どんな話題を書くべきか悩んだのですが、こういう時には、普段あまり振り返れないようなことを、立ち止まって少し考えてみようと思いました。
こういうことは本来、人に晒すべきところではないとは思いますが、ちょっとだけお付き合いいただけると幸いですm(__)m

 

司法書士として独立してから、はや10年を迎えようとしています。
お客様に支えられ、なんとかなんとかここまでやってきましたが、実は私、恥ずかしながら、「営業」や「組織」というものを苦手として生きてきました。もとはと言えば、人間関係がそこまで得意ではない方なので、昔ながらの司法書士としては失格な人間なのかもしれません。

ただ、そんな人間でも、お客様、事務所スタッフ、そして司法書士という仕事自体に育ててもらい、普通にお客様ともお話しできるようになりましたし、スタッフも10人近く雇うことができる状態にまでなりました。
本当に私は恵まれているなあ、と思います。お客様・事務所スタッフには感謝でいっぱいです。
そして、なんとかこれから先もこの長野で、このチームで進んでいけそうな予感がしています。

 

どうして、あれほど人間関係が苦手だと感じていた自分が、なんとか司法書士としてやれているのかな、と考えてみました。やはり、ターニングポイントと言える場面があったと思います。きつい受験を乗り切ったというような経験も、もちろん自信にはなっているのですが、それ以上に、人間としてのターニングポイントというのがいくつかあります。


ここでその全部は書けないのですが、自分の中で一番大きいと思っているのは、「本との出会い」です。
 

もともと、小学生くらいから本は好きで読んでおり、高校時代は現代文が一番得意な科目ではありました。ただ、受験勉強における現代文はあまりに技巧的な感じがし、嫌気がさしていた、というのが正直なところです。
また、大学は法学部でしたが、法律の文章というのが実はあまり好きではありませんでした。(これはのちに試験勉強で六法を分析的に読むことを教わり解消されましたが)

 

衝撃的な文章との出会い、といえるのは、受験が終わり、一気に暇になってしまった後に読んだ、ある批評家の本です。


批評の神様、とネットで調べてもらえば、多分その人の名前が真っ先に上がってくるので、ここではあえて書きません。高田馬場の古本屋で買ったその人の本には、今まで読んだことがない、「強い日本語」がありました。


「強い」というのは、攻撃的な、という意味ではありません。本当に強いということは、優しいということと同義であるということを、その人から教わりました。


人間がいかにして一人で立って生きていくべきか、という普遍的な課題を、優れた芸術家の作品や人生を題材として投影する、彼一流の修辞に満ちた独特な文章は、かつては大学受験に頻出したようなのですが、私の時代にはすでに過去の人になりつつありました。

ただ、だからこそ、ほとんどその人の文章を読んだことがなかった大学生の私の心に、深く強く突き刺さったことを、よく覚えています。


その後、いろいろな本を買いあさり、読書の楽しさを知ったのですが、それらの本を読む際も、心の中には「本の向こうから、人間が現れるまで読め、全集を読むことがその一番の近道」といった趣旨の、その批評家の言葉がありました。

 

話は変わりますが、当事務所のスタッフ採用面接においても、最近は、「現代文は好きでしたか?」という問いをさせていただいています。もちろん、不得意であったとしてもよいのですが、本や文章自体が苦手な人、あまり読む必要を感じない、という人は、司法書士の事務所には向かない、ということは、どうやら確かに言える、と思っています。
 

法律の仕事も、結局日本語です。難しい法律を、いかにお客様にわかりやすくお伝えできるか、そこが生命線です。日本語の持つ多様性を真に理解し、使いこなすには、いろいろなジャンルの、優れた先人の書いた文章に数多く触れるしかない、と時間が取れなくなった今だからこそ、強く感じています。

私自身、まだまだお粗末な文章しか書けませんが、少なくとも大学時代に貴重な読書経験をする時間を与えてくれた親には、感謝してもし尽せないと心から思っています。

 

いつもながらとりとめのない文章ですが、今日は「私の人生のターニングポイント」ということで、「本との出会い」について書いてみました。駄文にお付き合いいただきまして、ありがとうございました。

 

最後になりましたが、コロナとの戦いは、世界的に見ればまだまだ激しく続いています。お読みいただいている皆様におかれましては、くれぐれも油断することなくお過ごしください。それでは、この辺で。

 

 

司法書士:峯村

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